お勧めの食材

 

では実際にはどんな食材がいいのかということになりますが、そのポイントは大きく3点で、「腸を改善する」、「油・脂肪を変化させる」、「ビタミン・ミネラルを摂る」となっています。

 

これを実践するだけでもアレルギー体質は大きく変わってきます。もちろん細かいところで、牛乳を控える、マーガリンをやめる、水道水を飲まない、肉を減らす、などもあるのですが、最低限の食事改善を徹底すれば、かなりの改善ができるとされています。

 

そもそも、腸の環境悪化、油・脂質の偏り、酵素・ビタミン・ミネラルなどの摂取不足、栄養の偏りなどは、すべて 食事バランスの悪さや栄養不良と密接な関係にあるわけで、食事を改善しない限り、アトピーは治らないともいえるのです。

 

「腸の環境悪化」は善玉菌が減少している状態ですから免疫が過剰反応することになり、「油・脂質の偏り」は、局所ホルモンが偏っているので免疫の暴走(炎症)が起こります。

 

「酵素・ビタミン・ミネラルの不足」は、やはり腸の善玉菌の減少を招き、副腎皮質ホルモンも不足状態になり、免疫反応の過剰化、代謝力の低下となり、皮膚細胞の再生が衰えます。

 

「栄養の偏り」は、アレルギー反応で放出される活性酸素を分解できなくなり、かゆみや湿疹症状が抑えられなくなります。こうした悪い状態をまずは改善しなければならないのは当然と言うことで、食事の改善は非常に大きな意味を持っています。

 

特にアトピーの人は肝臓が弱っている傾向なので、肝臓に良い食品を食べることや、血液をキレイにすることができる食品を食べましょう。

 

腸内環境を整える食事では、ゴマ、ごぼう、梅干し、味噌などお勧めで、反対に、脂肪を多く含む食品や菓子類などは極力避けるようにしてください。また、腸に負担をかけないようによく噛んで食べることも意識してください。